外構を考えたとき,お庭に木を植えるのには憧れますよね。緑があると家の雰囲気が一段階上がります。今回は,植栽の水やりの基本を記事にしてみました。
また庭木の種類を考えている方は,我が家の事例もご覧いただけると嬉しいです。
【外構】我が家で採用した植栽 https://nisetai-life.com/638/
・庭木を植えたばかり
・適度な水やりってなに?わからない!
今回は,積水ハウス株式会社が作成した「Garden care Book」を参考にして,作成しています。
基本1:水の量の目安
庭木を植えると,欠かせない日課となる水やり。
水やりと言っても,いったいどれほどの水をあげるといいのでしょうか?
実は,庭木などの植物は想像よりもたくさんの水を必要とします。
土の表面が濡れる程度では,根に水が行き届かずに不十分です。一度,水をあげたつもりのプランターの土を手で掘ってみたことがあるのですが,土の中は全く濡れておらず,カラカラでした。
夏場の庭木であれば,より多くの水を必要とします。
①寄せ植え:約6リットル
②低木:約12リットル
③中高木:約18リットル
上記の量が,水やりの目安になります。バケツに水をためる場合,6リットル溜めるのに約20秒かかります。
背の高い庭木には約1分間水をやらなければなりません。意外と長くないですか?
正確に時間を図る必要はありませんが,思ったよりも長い時間,そしてたくさん水をあげなければならないことを覚えておいてください。
基本2:季節ごとに水の量をコントロールする
庭木に水をあげる時,季節によって水の量を調整しなくてはいけません。気温が高い夏には,より多くの水を,気温が低い冬には少ない水をあげます。
春:春は葉や根が伸びる時期です。水やりの量を気温に合わせて徐々に増やしていくことが必要です。
もちろん梅雨の時期には,雨の程度に合わせて水の量を少なくしてください。ただ,軒下など,天気に関わらず水をあげなくてはいけない箇所の庭木には気をつけてください。
夏:夏は気温が高く,葉から多くの水分が蒸発していきます。朝や夕方など,気温が落ち着く時間帯に,たくさんの水をあげることが望ましいです。昼間など,気温が高い時間帯であると,せっかく上げた水の水温が上がり,根を痛めてしまうので気をつけてください。
秋:気温が落ち着くにしたがって,植物の活動も落ち着いてきます。水をあげすぎると根元の土が水で覆われ,窒息状態のようになります。水の量や回数を減らして言ってください。
冬:気温が低いときには,ほとんど水やりの必要がありません。雨が降らず,乾燥した状態が続くときにだけ,水をあげてください。また,冬は夏の逆で,気温が上がる昼間に水をあげることが望ましいです。
注意:上記の基準は,庭木を植えて2年ほどたった時のものです。後述しますが,庭木を植えて1年ほどは,季節関係なく,たっぷりと水をあげてください。
基本3:植えたタイミングで水の量を変える
植えたての庭木は,根が切られた状態で植えられています。そのため,土から水を吸収するする効率がよくありません。根がしっかりと土に定着するまでは,しっかりと水をあげましょう。
芽が伸び始めたら,根が伸びてきている証拠です。芽の成長を目安に水の量を調整していきましょう。
およそ1年間は,根が不十分であることが多いので,しっかりと水をあげるとよいでしょう。特に,木を植えてから初めて迎える夏には,基本1で示した量をしっかりあげるようにしましょう。
最後に
今回は,庭木を管理するときに基本となる水やりのことについてまとめてみました。しっかり水をあげて,庭木を手入れすると,家の雰囲気も良くなりますし,植物に愛着がわくようになります。
最高の家作りは,建った後も続きます。ぜひ,毎日の習慣で気をつけるポイントを覚えておいてください。
我が家では,育てるのが比較的簡単な庭木を選んでいます。どんな庭木を選ぼうかと思っている方は,こちらも参考にしてみてください。
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最後まで読んでいただき,ありがとうございました。
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