今でこそ、二世帯住宅での暮らしについて色々と思うことがありますが、そもそも私は、最初から二世帯住宅に住みたかったわけではありません。
夫とは、同棲していました。
結婚の話が少しずつ進んでいって、そんな中で妊娠が分かりました。
「この部屋じゃ、赤ちゃんが生まれたら狭いよね」
そんな話をするようになって、義母が言いました。
「実家を二世帯住宅にリフォームしようか」
たぶん、当時の私はあまり深く考えていなかったと思います。
お腹には赤ちゃんがいて、結婚も決まって、引っ越しもしないといけない。
いろんなことが一気に動き始めていて、私はその流れに、ふらりふらりと乗っていたような気がします。
「二世帯住宅って、実際どんな感じなんだろう」ネットで軽く調べるのみで深く考えていませんでした。
義母が言い出した「二世帯リフォーム」という話は、お腹が大きくなるにつれて具体的になっていきました。
間取りが決まり、工事の話が進み、気づけばそれは「もしそうなったら」という話ではなく、現実になっていました。
そして私は、妊娠したお腹を抱えながら、その家に引っ越すことになりました。
あの頃の私に、
「ここで何年も暮らすことになるよ」
「家族が増えて、子どもたちも大きくなっていくよ」
「そして、いつかこの暮らしについて、いろいろ考える日が来るよ」
と言っても、きっと信じなかったと思います。
あの時、もう少しちゃんと考えていたら。
そんなふうに思うこともあります。
でも、あの時の私はあの時なりに、一生懸命だった。
妊娠して、結婚して、引っ越して。
目の前のことについていくので精一杯だったんだと思います。
こうして振り返ってみると、私の二世帯住宅での暮らしは、最初から「ここで暮らしたい」と選んだものではなく、
いろんな出来事が重なって、気づいたらここにいた。
そんな始まりでした。
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